フラワーアーティストって?

「趣味は生け花です。」などと、自己紹介すると、どちらの流派ですか?どちらのスクールですか?どちらの先生につかれてますか?などといった質問を受ける事があります。私自身は、幸いであるのか、身内の者たちが、生け花を好んでいたので、暮らしの中に、常に花があったのです。スクールやフラワーアーティスト、華道家、いけばな作家といった、先生たちにつかなくとも、日常生活の中で、花を生ける習慣がありました。身内の者たちは、華道の師範としての資格などを取得していましたが、私の中では幼少期から、日々、草花の世話をする習慣の中で、生け花をする事が常でありましたので、資格を取る、または流派を選択するなどといった考えは、全く浮かびませんでした。庭に咲いている、元気の良い花々を切り分けては、手ごろな花瓶に生けたり、気分によっては、剣山を使かってみたり、特別に先生の手ほどきを得なくとも、周囲の人々の手元をみながら、子供のおもちゃ代わりに、草花を生けたものでした。

初対面の方々への自己紹介の際、「趣味は生け花です。」と伝えると、質問攻めに合う事が、どうにも好きにはなれなかったので、最近、「趣味はフラワーアレンジメントです。」と言い換えてみたところ、フラワーアーティストさんなのですね?と言われてしまったので、先日は思わず、「はい。」と返答してしまいました。なぜ皆さん、花を生けることに肩書きが必要であるのでしょうか、私には見当も付きません。肩書きがないと、自由に花を生けることができないとでも言うのでしょうか?過去に一度、フラワーアーティストさんですか?と聞かれ、「違います。ただ、庭の花を自由に生けているだけです。」と応えたとたん、明らかに興味のなさそうな顔をされてしまった事がありました。なんとも残念な気持ちになりましたが、世間とは、肩書きやレッテルが、名刺代わりになるのだからと毎回自分に言い聞かせています。

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